「ヤンキー」という言葉は韓国ではアメリカ人に対する俗称として知られていますが、

日本では不良少年という意味で使われています。日本の不良少年は時代によって異なる固有の特徴を持ちながら、

変化してきました。本日は日本のヤンキー文化がどのように変化してきたのか紹介してみたいと思います。

こういうスタイルの男子向けの学生服を学ランといいます。

学ランの「ラン」はオランダの「ラン」を表します。

昔から日本では欧米といえばオランダという認識が根強くあったため、

学生が着る欧米スタイルの衣服という意味で男子学生服を学ランと呼んでいたんです。学ランは西洋の文物が本格的に日本に入ってき始めた明治時代に導入され、

全国的に広まっていきました。学校で西洋の学問を積極的に取り入れるようになってくると、

一部、そういう教育に反発する生徒も出てきました。

その生徒たちは抵抗を表すためにわざと髪を伸ばしたり、着古してボロボロになった制服を着ていました。

そしてその上にはマントを羽織って、靴はどう見ても歩きにくそうな

高下駄を履いていました。こういうファッションを「バンカラ」と言います。

当時、西洋のものを「ハイカラ」と呼ぶ風潮があったので、

それに対抗する意味で「野蛮」の「蛮」を付けて「バンカラ」と言っていたんです。

見た目はとても不良そうな感じでしたが、意外なことに、バンカラになっていたのは主にエリート層の生徒たちだったそうです。

1970年代から1980年代半ばまでは、不良少年のことを「ツッパリ」と呼んでいました。

ツッパリは「耐える」あるいは「拒否する」という意味を持つ、

動詞「突っ張る」の名詞形です。学校や社会のルールを拒否するという意味でつけられた名前です。

ツッパリは特にヘアスタイルへのこだわりが強く、

パンチパーマや前の方を膨らませたリーゼントヘアにしていました。

この髪型を完璧に保つために、ジャックナイフ型のコームを持ち歩き、

隙あらば前髪を整えていたそうです。ファッションもかなり独特で、

上着の着丈を短く改造した「短ラン」に、ズボンは「ボンタン」というバギーパンツのようなスタイルにしていました。

そして、鞄はぺちゃんこにして持ち手部分をテープで巻くのが流行っていたそうです。

彼らは見た目怖いだけではなく、実際によく喧嘩をしていました。

でも彼らなりのルールはあったそうで、実際どれくらい守れていたかは定かではないですが、理由のない喧嘩は避けていたり、

義理を大切にしていたそうです。また、ツッパリじゃない生徒を巻き込まないようにしていたらしいんですよね。

とはいえ、ツッパリ同士だからといって暴力が許されるわけではないので、

校内暴力が社会問題として浮上したりもしていました。不良少女の場合は、

「スケバン」と呼ばれていました。「スケ」は女性を意味し、「番」は番長の「番」です。

意味は韓国でいう「ワンオンニ」や「ヨジャブ」に近そうです

スケバンのファッションも結構独特で
制服のスカートではなく、このようなロングスカートを履いていたらしいです

タバコ、剃刀の刃（なぜ…）、竹刀などを持ち歩いて
違う学校のスケバンや生徒たちを守るために

喧嘩をしていたそうです… 大阪にはアメリカのヴィンテージな洋服を扱っている

お店がたくさん並んでいる「アメリカ村」という街があります

1980年代半ばからこの街で売っている派手なアロハシャツを着て、繁華街をウロチョロしている不良たちが目撃されました

彼らはその見た目から「ヤンキー」と呼ばれるようになりました

そしてこの言葉は次第に全国に広まり、
不良のことをツッパリではなくヤンキーと呼ぶようになりました

90年代になるとリーゼントはダサいという認識ができて

不良のシンボルだったリーゼントはだんだん減っていきましたが、

その代わりアメリカから来たヒップホップファッションが一時期ヤンキーたちの中で流行っていたこともあります

当時は「ヒップホップヤンキー」と呼ばれていました

一方で女子のヤンキーの場合は金髪のストレートヘアの子が多かったようです

上下セットのジャージに大きい健康サンダルがトレードマークで、ギャルに似ていると思われるかもしれませんが、

愛想が良く、声をかけやすかったギャルとは違って
ヤンキーは高圧的な態度が特徴だったので

ギャルとは系統が違います。90年代は不良の全盛期ともいえます。

地方では特攻服を着た暴走族集団ができ、

警察と激しく対立する事件が起きていましたし、
東京ではヤンキーの集まりであるチーマーや、

アメリカのストリートギャングを真似したカラーギャングといった集団ができ、

街を歩いている一般の人まで喧嘩を売ることも多々ありました。

こういう側面は一般の人を喧嘩に巻き込まないようにしていた
ツッパリとは異なる部分で、

実際、ツッパリはツッパリであることに
プライドを持っていましたし、学校でもモテていたそうですが、

ヤンキーの場合は他の生徒が近寄れない、
ただの怖い存在でした。

ヤンキー文化は徐々に人気を失い、
警察の取り締まりの強化やインターネット、スマホなど、

若者が楽しめる文化が増えるに連れ、自然に減少して、

現在は絶滅危惧種になったという話も出ているくらいなんですよね。

典型的なヤンキーはあまり見えなくなりましたが、
まだ地方には、

昔ヤンキーだった人や、実際はヤンキーじゃないけど
ファッションがヤンキーの人も存在します。

この人たちは見た目は怖いけど暴力性がないため、

温和なヤンキー、つまりマイルドヤンキーと言います。
上京しようと思う生徒が多い中で、

マイルドヤンキーたちは地方に残って、
工事など主に肉体労働の仕事に就くことが多いそうです。

特に出世欲や向上心がなく、家族愛と仲間との友情を最優先しながら、
幸せな人生を送っているように見えます。

マイルドヤンキーは行動エリアが自宅の半径5km以内で完結することでも有名です。

休日は家族とキャンプを楽しんでいたり、
地方の大型ショッピングモールで買い物をしていたりします。

地方から東京に来て、競争社会の中で生きている人たちは、

地方で余裕のある楽しい人生を送っている昔の友人が羨ましくなることもあるそうです。

昔、ヤンキーだった人を「元ヤン」というのですが、今はヤンキーじゃなくてもヤンキー気質は隠せないようです。

特に芸能人の場合、元ヤンという疑惑ができちゃうと、

悪いイメージがついてしまうこともあります。一世を風靡して突然消えていったヤンキー文化、
皆さんはどう思いましたか？

コメント欄で教えてくださいね！
以上、トミでした。

불꽃처럼 시대를 풍미하고 사라진 일본의 양키문화

일본 도쿄에 7년이상 거주한 한국인 여성 토미의 눈에 비친 일본을
간단한 애니메이션으로 설명하는 채널입니다.
객관적 사실뿐 아니라 저의 경험, 지인피셜도 녹아있는점 참고해주세요.


