ペンによる手書き入力が可能な電子ペーパー端末で、薄型軽量で汎用性がある、不時通クライアントコンピューティングに

よる端末が加わるのです。どこかの電子書籍サービスに特化した専用端末ではなく、汎用的に使えるPDFデータの書類を電子

ペーパーで表示、書き込みができる端末です。2018年に初代製品が発売されましたが、2024年月に発表されたモデルが

ハードウェアとしては3代目となり、ついにカラーに対応しました。この電子ペーパー端末のようなことは各種タブレット等でも

可能ですが、本体自体が軽量バッテリー駆動時間が圧倒的に長く、人によっては目が疲れる液晶や有機ELではない画面で長時間

の使用でも紙と同様の使い心地のディスプレイになっています。そのモデルがついにカラーに対応しました。従来と同様

サイズの違いでA4とA5サイズの2モデル展開され、カラーモデルでもモノクロモデルとほぼ同じで、それぞれA4で約

370g、カラーで約260gと軽量になっています。厚みは約6mmです。表示自体はカラー対応で、ペン入力の際に選択できる色は発色

から選べるようになっています。用途としては仕事の書類を確認してペン入力したり、学習用途、学期演奏用の楽譜表示

などが主のものになるようです。ペン入力自体の機能は普通に使えますが、暗記モードなどの学習用向け機能も用意してあり、

例えばA単語の暗記用に1部分を隠すようなモードがあります。もちろん問題集を繰り返す場合も元のデータを複製するだけ

1発でできますので、紙の書類をわざわざ何ページもコピーしたりする必要はありません。各種機能はクラウドサービスのマイ

ノートクラウドと連携するとさらに活用できるようになっており、OCRによる検索機能、自動同期機能などにも対応できます。

今回のモデルではBluetoothフットペダル対応機種が拡大し、楽譜演奏用の利便性が広がりました。何よりもカラー

対応しているのは非常に利便性が拡大します。最近の学習用問題集などはカラー対応していることが多いですが、そのデータをこのような白黒端末で表示するとほとんど見えなくなってしまうことがあります。カラーモデルならそのような心配がなくなり、文字入力時にも

色の切り替えができるので、重要な部分とそうでない部分の見分けが分かりやすくなります。価格は白黒モデルに対して約1万円

高くなるだけでカラーになった価格としては妥当なところでしょうか。バッテリー駆動時間は一般的なタブレットに比べて圧倒的

に長いカラー対応の電子ペーパー端末を 探している場合は注目のモデルとなります

カラー対応電子ペーパー端末 QUADERNO - FCCL クアデルノ